Ｇｕｉｔａｒｒｅｐａｉｒ　　　　　　　　　２２０

18日 3月 2025

Martin D-45

Martin D-45

写真をクリックして頂くと、説明文付きでご覧いただけます。

ブリッジの再接着を行いました。

熱を与え、慎重に作業を行います。

剝がし終えました。

古い接着剤を落とし、接着面を整えます。

接着面のクリーニング完了です。

再接着前の様子です。トップ側の接着面とブリッジ側の接着面の密着が良くありませんでした。ブリッジ周辺の歪みが原因でしたので、歪みの矯正を行い、再接着を行いました。

密着度良く仕上げます。

矯正➡加工➡接着➡固定➡固着を待ち、ブリッジ再接着　完了です。

フレット交換を行いました。

フレットの除去を行います。指板を傷めないよう慎重に除去を行います。

除去後　ネック全体の平面を確認したところ、１Fから６Fあたりにかけ、捻じれが起きていましたので、こちらも矯正後　リフレット再開となりました。

矯正後、軽く指板を均し整えます。

指板のR確認も忘れずに。

スロット内の掃除も忘れずに。

フレットを切り分け　加工を行い、順番に並べます。

新しいフレットを順番にプレスします。一本一本密着良く、隙間がないか確認を行いながら、作業を進めます。

プレス後　フレットエッジの処理作業です。　専用のヤスリで整えます。

エッジの処理の次は、全体の擦り合わせを行い、フレット全体の頭を揃えます。

最後は研磨作業です。擦り合わせの傷を消して、ピカピカのフレットに仕上げます。

フレット交換完了です。

ナットの交換を行いました。新しいナットを製作し、交換を行います。

ナットスロットが深い為、簡単に外すことが出来ません　力を加えるとナット周辺の木部を傷める可能性がある為　切除にて、除去作業を行いました。

切除後、スロットのクリーニングを行います。

新規製作ナット。

Martinのナットはナットの両端や底面が斜めに加工してあるナットが大く、微妙にその角度が違う物もあるので、こちらもゆっくりじっくり、ギターに合わせ製作を行います。

今回は底面の加工はなく、両端の角度出しのみでした。

形が整ったら各弦のピッチを記します。

各弦適正な深さまで加工を行います。

最後に研磨を行い、光沢を出し　ナット製作、交換　完了です。

サドル製作を行いました。手前　オリジナルサドル　奥　新規製作サドル。

幅と厚みを整える作業からスタートです。

インネーターを取り付け、ピッチを計測します。

計測した数値をサドル上面に記をし、各弦の削り出しを行います。

ナット同様　最後に研磨を行い　光沢を出し　サドル製作完了です。

全作業工程完了致しました。

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コメント: 1

#1
持ち主です (土曜日, 05 4月 2025 10:07)

とても弾きやすくなりましたよ。