Ｇｕｉｔａｒｒｅｐａｉｒ　　　　　　　　　２２０

16日 3月 2025

Taylor LTD　K-５２　２１４e

Taylor LTD　K-５２　２１４e

写真をクリックして頂くと、説明文付きでご覧いただけます。

トップ板の膨らみの影響もあり、弦高はリペア前　１２F　６弦側で4ｍｍ　トップを矯正し、適正な位置へ戻しました。

トップ矯正中。

続いてはネックの矯正です。　今回の矯正は、ねじれを戻す為の矯正でした。

ブリッジの再接着を行いました。

熱を与え、慎重に作業を行います。

除去後。

ブリッジの底（接着面）です。中央部が盛り上がり、前後に隙間が空いています。密着性と強度を高める為、接着面の加工を行いました。

接着面を削り、本体側の接着面と密着良く仕上げます。

何度も確認を行い、加工を終えました。加工前、前後にグラグラしていた接着面の問題も、解決致しました。

接着→固定→固着を待ちます。

ブリッジ再接着　完了致しました。

ネックのアングル調整を行いました。ネックの付け角を適正な角度へ戻しました。ボルトオンタイプのネックですので、ボルトを緩め　取り外しを行います。

ジョイント部に収められているシムです。　このシムと同じ材でシムを製作し、加工　調整を行います。

オリジナルのシムです。このシムはこのままお客様に保管して頂きます。

新規製作シムです。製作後、このシムを加工し　ネックの据え付け角度の調整を行います。

製作　加工後。　上側　オリジナルシム　手前が新規製作のシムです

何度も確認し、適正な角度へ調整します。

アングル調整　完了致しました。

サドルの交換を行いました。お客様のご要望により、加工済みのタスクサドルを収めさせて頂きました。手前　オリジナルサドル　奥　加工済みタスクサドル。

そのまま取り替え、弦高は１２F　6弦側で２．５ｍｍ　トップの矯正と、ネックのアングル調整の効果がここで現れます。以前よりテンションが増し、音にも張りが出て来ました。

最後にパーツや本体のクリーニングを行い、綺麗な状態でお客様にお返しさせて頂いております。

ペグの曇りも取れ、ピカピカになりました。

全作業工程　完了致しました。

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