Ｇｕｉｔａｒｒｅｐａｉｒ　　　　　　　　　２２０

26日 10月 2022

Martin 　D-28

Martin 　D-28

※写真をクリックして頂くと、説明文付きでご覧いただけます。

この度は御依頼頂き、誠にありがとうございました。

※ネックリセット　ネックの元起きにより　異常がみられた為　ネックを取り外し、再度　仕込み直しを行いました。

ラバーヒーターで温め、指板部分から除去を行います。

アクセスホールから蒸気を入れ、慎重に除去を行います。

除去後。

数日乾燥させ、乾燥後→ネックヒール部分の加工を行います。

削りすぎると元に戻せませんので、加工と確認を繰り返し行い、目標高まで慎重に作業を行います。

最後に左右の微調整を行います。

加工後　接着前の様子です　しっかりと接着面の補強を行い、最終確認を行います。仮刺しで持ち上げてもガタつきもなく、簡単に外れません。

接着→固定→固着を待ちましょう。

ネックリセット完了です。　正常な付け角になりました。

※塗装タッチアップ　ネック裏二箇所ゴム焼けのような跡がありました。

まずは軽く研磨を行います。

研磨後　ラッカーを根気よく盛って乾燥させます。

最後に余分なラッカーを落とし、研磨を行い完了です。

※サドル製作　ネックリセット後、削られたオリジナルサドルでは高さが低い為、新規製作を行いました。

素材は牛骨です。幅　厚み　上面のＲと、加工を行います。

微調整はペーパーで行い、傷も落としながら整えます。

最後に研磨を行い、ツルツルに仕上げます。

サドル製作完了です。

最後に全体のクリーニングを行い、お客様に綺麗な状態でお返しさせて頂いております。

全作業工程完了致しました。

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